2015年4月3日金曜日

MacBook Retina+Windows10で解像度を16:10に変更する方法

Windows 10 Technical Previewが2014年10月から公開されています。

私はMac Book Pro (Retina)で無料の仮想化ソフト「Virtual Box」上にインストールして、Windows 10TPでの動作確認を実施しています。 ところが、Virtual Box上のWindows10 TPでは、標準で選択できる画面解像度は1600x1200、1280x1024、1152x864、1024x768と、画面解像度が4:3のものしか使用できません。

フルスクリーンで使用する場合はもちろんのこと、ウィンドウモードで使用する場合でも16:10や16:9で使用したいと考えるのが普通では無いでしょうか?そこで、Macbook+VirtualBox上のWindows10にて、画面解像度を自在に設定する方法を調べました。

仮想マシン上のWindowsで認識できる解像度の追加方法

Macのターミナルからコマンドを実行することで追加が可能です。

Terminalにて、VirtualBoxのインストールディレクトリに移動します。


cd /Applications/VirtualBox.app/Contents/MacOS

下記のコマンドを実行します。


VBoxManage setextradata "Windows 10 TP" CustomVideoMode1 1280x800x32
VBoxManage setextradata "Windows 10 TP" CustomVideoMode2 1440x900x32

ここでは画面解像度として1280x800と1440x900を追加しています。

「Windows 10 TP」の部分は、VirtualBoxの仮想マシンの設定名称に合わせて変更してください。「Oracle VM VirtualBox マネージャー」の画面にて表示されている名前を使用します。大文字と小文字が区別されることに注意してください。

CustomVideoMode のあとの数字は、追加する数に合わせて1,2,3,...と変更します。

最後の1280x800x32の部分で追加する解像度を指定します。横幅ドットx縦幅ドットx色数ビットの型式で指定します。

※ちなみに、このコマンドはホストOSがWindowsでも共通に使用できます。ディレクトリをC:\Program Files\...に読み替えてやってください。

どの解像度を追加すべきか

Appleの公式サイトに記載があるように、Macbookはアスペクト比が16:10で、iMacは16:9のようです。
https://support.apple.com/ja-jp/HT5266
(16:10) 2560x1600 - MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2012 以降)
(16:10) 2880x1800 - MacBook Pro (Retina, Mid 2012) および MacBook Pro (Retina, 15-inch, Early 2013 以降)
(16:9) 5120x2880 - iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2014)

したがって、16:10または16:9の画面解像度を設定するのがお勧めです。

Macbook Pro Retinaの場合でも、フルスクリーンであれば16:10が便利ですが、ウィンドウモードで使用する場合にはDockの表示領域を考慮して16:9程度の画面解像度を追加しておくと便利です。

MacbookPro Retina(13in)は、ディスプレイの解像度は2560x1600と高いのですが、実際には擬似解像度として 1280x800ドットと同じ倍率で画面表示されます(標準設定の場合)。 そのため、縦幅800ドット以下の解像度を追加するのが便利です。

画面解像度はWikipediaにリストがありますので、そこから適当に選んできましょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E9%9D%A2%E8%A7%A3%E5%83%8F%E5%BA%A6

以上から、私のおすすめは 1280x800, 1280x720あたりです。

1 件のコメント:

  1. 記事有難うございました。iお陰様でMac27インチのフル画面でWindows10を動かすことが出来ました。どうしたら出来るのか悩んでおりました。

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