2015年1月27日火曜日

技術英文の書き方〜仕様書を英語にするにはどうしたら良いのか?

エンジニアであれば、英語で技術文書を書く必要に迫られることもある。近頃の会社では「オフショア」だのと言って、海外の会社に英語の仕様書を提示する必要も出てきているのではないだろうか。 さらに悪いことに、技術文書ならではの特有の表現とか、特有の文法があるに違いない。

私は英語が苦手だ。英語を読むくらいならC言語を読むほうがマシだ。中学英語までの平易な英語でなければ書けないし、単語もほとんど分からない。

なので、どうやって技術英文を書けばいいのかを考えてみた。結論からいくと方法は、「専門の本を読む」「多言語対応ソフトウェアを参考にする」となる。

特有の言い回し

コンピュータならではの特有の単語というものがある。 幸いカタカナ語が多いので、「ダイアログ」「スワイプ」など、大抵の用語はそのまま英語にできそうだ。 だけども、「名前をつけて保存」のような変化球には対応がしづらい。

UIに関する言い回しは、特有の専門語となっているけれども、日本語と英語が一対一に対応しやすい。

私のおすすめする、対応関係を調べるため手段は:
(1) 英語版で使ってみる。
(2) OSSなどの言語切替用の翻訳ファイルを参照する。
という二つの手段だ。

(1)は当たり前で、使ってみればどれとどれが対応しているのかがすぐわかるのだ。AndroidやiPhone、LinuxといったOSは設定で簡単に言語を切り替えることができるし、Webサービスでも世界展開しているものを活用すると雰囲気がわかってくる。

(2)は(1)の応用である。他言語化されているオープンソースであれば、①そもそも他言語化されているような有名プロジェクトであれば、翻訳の質も高い、②翻訳されたファイルを比較しやすい、というメリットがある。

ではどうやって翻訳ファイルを検索すれば良いのか。 これにはGoogleの拡張子検索を活用するのが良い。 gettextというライブラリを使って多言語化している場合、 翻訳ファイルは拡張子が「po」となる。したがって、Googleで「filetype:po」をキーワードに付加してやれば良い。

「名前をつけて保存 filetype:po」として検索すれば、すぐに対応する英語が「Save As」となることが分かる。 ⇒(google検索結果を見る)

文章の書き方

仕様書の書き方には特有のルールがある。日本語の仕様書だって、小説や新聞のような文体では記載されないのだから、英語でも同じと考えることに不思議はない。

こういうものは本のお世話になるのが良い。

おすすめできるほど沢山の本を読んだわけではないのだが、私が手にとって役に立ったものを紹介したい。

技術英文の正しい書き方」佐藤洋一(著)、オーム社、2003年、ISBN4-274-19706-9

良い点は、例文の数が60個もあること(コンピュータ関連に特化したものも含む)。そして、それが今すぐ使える内容で、例文の英語を少し変えればそのまま仕様書に適用できるところだ。例えば、こんな例文が記載されている。

[基本例文(33)]
文字列が長い場合には、それぞれの文字列(CALCULATIONやTRANSFORMATIONなど)にシンボル(*や**など)を割り当てておくことができるので、例えば、*という記号を入力してEnterキーを押すと、最初の文字列(CALCULATION)を入力したのと同じになります。
[基本例文(50)]
DELETEコマンドの対象となる画面が存在しません。

→ No screens exist for the DELETE command

この例文に対して、好ましくない英文例と、それぞれの問題点が日本語で指摘される。必要ならば、日本語の文章の曖昧な点を指摘した上で、望ましい英語例文が記載されているところが分かりやすいと思う。

仕様書にありそうな文章に対して、英語例文がある。こういう本を探していた。

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