移動する機会がありましたので検討しました。検討結果は最後にまとめています。
JR大阪駅からJR米原駅へ、また、JR新大阪駅からJR米原駅へ行く場合の価格について比較。彦根・長浜へ行く場合も同様に切符を選択します。 (2015年1月現在:消費税8%含む)
在来線の場合(大阪から米原まで新快速で所要時間は83分)
(1)正規運賃
何も考えずに切符を買うとこの値段になります。 大阪→米原、新大阪→米原はともに片道運賃1940円です。
(2)区間を分割して購入
大阪から京都までは特別運賃が設定されているため、大阪→京都と京都→米原と切符を分割購入することで料金が安くなります。
分割すると合計で1700円となり、片道▲240円の節約になります。 (大阪→京都:560円、京都→米原:1140円)
(3)昼得切符を購入
使用できる時間帯に制約のある回数券です。 大阪から京都までの切符を昼得切符にすると、12回分で3800円なので1枚当たり317円。 合計すると片道一回あたりが1457円相当となり、片道▲483円の節約です。
土曜・日曜・祝日の休日ダイヤの場合は終日、昼得切符が利用できます。 また平日の場合も特定の時間帯(朝10時から夕方17時)であれば、昼得切符が利用できます。 ただし、切符を分割する場合は、乗車するときと降車するときの両方が昼得切符の時間帯である必要があります。
(4)青春18切符を購入
春・夏・冬の期間限定で使用できる1日乗り放題の切符で、5回分で11850円です。 したがって、1回あたりでは2370円です。 日帰りで往復する場合、正規料金は1940円×2=3380円なので、往復で▲1510円の節約です。
乗り放題切符なので、大阪駅や米原駅からさらにJRに乗る場合はさらにお得度が増します。
(5)企画切符を購入
季節によっては関西1dayパスが発売されます。 JR西日本の大阪近郊のほとんどの路線に乗車できます。
指定区間の1日乗り放題で3600円です。 日帰りで往復する場合、正規料金(3380円)に比べて、往復で220円損になります。
大阪駅から神戸・和歌山方面へさらにJRで移動する場合、 米原駅から長浜方面へさらにJRで移動する場合、 なんども乗降する場合には企画切符のメリットもでてきます。 往復するだけであれば、金券ショップの価格を考慮すると利用シーンはないでしょう。
(6)参考:金券ショップでの実売価格
昼得切符の場合、片道1500円程度で販売していることが多いようです。
青春18切符や昼得切符はバラ売りはしていませんので、1往復しかしないのであれば、大抵は金券ショップのほうが安くなってしまいます。
新幹線 自由席の場合(新大阪→大阪の所要時間は36分)
新大阪→米原は所要時間36分(在来線より約45分速い)
大阪駅から米原駅の場合は、在来線(4分)と乗継時間を考慮すると約50分(在来線より約35分速い)です。
>
(1)正規運賃
新大阪→米原で購入:片道4420円
(2)区間を分割して購入
新幹線は一駅区間だけの乗車の場合、少し運賃が安くなります。あらかじめ分割して購入しておくと安くなります。なお、乗越清算の場合は正規運賃と同じになるため、あらかじめ買っておくところが重要です。
大阪・新大阪→京都、京都→米原で購入:(1420円+2220円=)片道3640円。片道▲780円の節約です。
(3)企画切符を購入
「シャトル切符」という企画切符がJR東海から発売されています。 ただし発売は米原の東隣の駅の醒ヶ井駅〜大垣駅までの各駅となります。 また発売駅から新大阪駅までの往復切符で、途中下車ができないということになっています。
醒ヶ井から新大阪までが往復で4940円です。別途新大阪から大阪までの在来線 片道160円を買うとすると、大阪駅から醒ヶ井駅まで往復で5100円になります。
①企画切符の条件として、米原→新大阪、新大阪→米原の順でしか乗車出来ません。そのため、新大阪→米原、米原→新大阪と乗る場合には向きません。切符の有効期間は二日間なので、2日連続で大阪から米原へ向かうのであれば、使うことも出来ますが…。
②途中下車ができないので、本来なら米原→醒ヶ井、醒ヶ井→米原と往復する必要があります。よって、米原〜醒ヶ井の200円の運賃と、往復10分+乗換待ち時間が必要になります。と、すると、所要時間の短縮効果が薄くなり、所要時間と金額を考えると在来線が優位です。米原から大垣までの東海道線は本数がかなり少ないので、新幹線との乗継を考えるとロスが多くなります。
③米原〜醒ヶ井の200円運賃だけ買って、米原〜醒ヶ井を往復して乗ったことにすると時間的にはメリットが残ります。ただし、私にはこれが合法なのかはわかりません、旅客規則やシャトル切符の条件を確認する必要があります。
④醒ヶ井〜新大阪の往復切符なので、醒ヶ井から米原区間の権利を放棄したことにできないのでしょうか?実際、インターネットを検索すると米原から乗車したり、米原で降りている人がいるようです。これが認められているのかは私にはわかりませんでした。途中下車と違って、残りの米原〜醒ヶ井を乗るわけではないので問題ないのでしょうか?
(4)金券ショップ
この区間は金券ショップでの取扱量は少なく、したがって割引額もほとんどありません。
まとめ
在来線と比較すると、新幹線は往復70分短縮を3000円で買う、というコスト感覚になりそうです。
結局、在来線で昼得切符を活用するのが一番コストパフォーマンスが良さそうです。 大阪駅からなら大抵は座れますからね。
0 件のコメント:
コメントを投稿